■知らない人に投票して大丈夫なのか
蓮舫議員の二重国籍問題は、現在も波紋を広げています。
もちろんそれ自体大問題ではあるのですが、私はそれ以上に現在の選挙制度への不安の方が大きくなっています。
蓮舫議員のことは、実は私はかなり高い評価をしていました。
もちろん名前から外国人の血が入った人であることは知っていましたが、政策や言動を見る限り問題はないと考えていたのです。
しかしこの二重国籍問題から色々な情報が出てきて、評価を変えざるを得ないと感じるようになったのです。
そこでハッと気づかされました。
私は少ない情報量の中で、間違った判断をしていたことになるのです。
よくよく考えてみると、私はほとんどの政治家と話したことすらありません。
付き合いどころか、会ったこともない人がほとんどなのです。
正直、それでよく投票してこられたなと恐怖さえ感じました。
この民主主義の投票制度は、改善が必要です。
■国籍の重要性を理解しよう
当然蓮舫議員の問題は、国籍の問題も十分に考える必要があるでしょう。
国籍とは、国家との契約とも言えます。
その国家に対して義務を果たす代わりに権利を得るというわけです。
税金を収める義務を果たし、そのお金で国を守り、自由と平和の権利を得ていると考えると分かりやすいですね。
そのほかにも色々な義務と権利の契約が国籍となるのです。
それが二重国籍だとどうなるでしょうか。
義務が重複したり、複数の権利が特権となったりして不都合が起こります。
例えば日本も導入しようとしている、海外在住でも税金を納める制度。
これは国家への義務が重複する可能性が有り、二重国籍に対するデメリットとなります。
逆にメリットもあります。
海外で犯罪者とされても、日本へ逃げてくることができるのです。
実際にあった話ですが、二重国籍者が海外で捕まりそうになり日本に逃げてきたのです。
日本としては日本人の権利を守る必要がある為、その人を引き渡すことができませんでした。
逃げてきた人にとっては特権ですが、そのおかげで逃げられた国はたまったものではありません。
つまり今回の蓮舫議員の場合、日本で政治的犯罪を犯したとしても、台湾に逃げられるというような状況にあったということです。
流石にそんな人には政治家は任せられませんよね。
■私が思う選挙制度の改善とは
こういった問題を考慮し、今後選挙制度改革は必要になってくるでしょう。
国籍など個人情報の開示厳格化は必須だと思います。
我々有権者は、会ったこともない人に投票するのですから、その人の思想が判断できる材料はより多くどんな些細なものでも欲しいのです。
蓮舫議員の子供の名前に関しても、議員本人からは『差別だ』という批判もありましたが、これは思想を判断できる重要な情報ですから、できれば開示してもらいたいものですね。
子供の名前から、中国を愛していることが伝わってきます。
それが良いか悪いかは有権者が判断することですが、情報としての価値は高いと思いますよ。
そして国籍に関しては、選挙で立候補する前にしっかりと確認しておくべきでしょう。
本人のみならず、両親や親類の国籍もできれば調べて開示してほしいですね。
思想に少しでも関与しそうな情報は、できる限り欲しいのです。
ただ、そうは言ってもプライベート全てを暴露できるとも思えませんし、そこまでは望んでいません。
そして冷静に考えると、実はそこまで悲観することもないと言えます。
改善は必要だとは思いますが、その知らない候補者のことを、そして選挙で当選した議員のことを、知っている多くの日本人が存在するわけです。
だからそうそう他国の為に日本の政治を動かせるとも思えず、チェックは果たされているのだと思います。
とは言っても歴史上間違いは幾度も起こっていますから、しっかりやれる所はやるべきでしょう。
悲観はせずとも、正確な個人情報をより多く開示することと、国籍や生まれの確認はしっかりするように改善してもらいたいですね。
戸籍と国籍の近現代史―民族・血統・日本人
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